Intel Corporation インテルの銘柄分析

今回は、インテル(INTC)の銘柄分析を取り上げます。

日本では、インテル入ってるでお馴染みの半導体メーカーです。最近は、半導体の供給不足が話題となっていましたが、競合が多く出てきており、CPUのシェアが減りつつあります。

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インテル会社概要

創業:1968年1月

上場:1971年5月

S&P格付:A+

時価総額:255,562MUSD

コンペティター

競合となるのは、台湾のメーカーTSMCやNvidiaです。ここ最近、Nvidiaはデータセンター向けCPUの販売に乗り出すとして話題になりました。NvidiaはグラフィックボードやGPUが強いメーカーです。

IC Insights

分析・評価

■業績

※予想値が含まれます。morningstar.comのデータを元にしています。

■評価

 21年度以降は、売上高の伸びが鈍化する可能性があります。ここ数年は営業CFマージンが高く、利益しっかり出せる構造になっており好感が持てます。予想配当利回りもテクノロジーの企業では高めの2.18%となっています。PER,PBRの水準も高くないので、半導体銘柄としては人気が下がっているのだと思います。

■バランスシート

青が資産の部、赤が負債、黄色が資本になります。

減少傾向にありますが、20年度の自己資本比率は52%を超えており、安全性は高い銘柄です。

キャッシュは多くもなく、少なくもない印象です。意外にも固定資産より、無形資産(Intangibles)の割合が多いです。

株価

2013年からの月足チャートになります。

ロングスパンで見ると、上昇傾向であると言えそうですが、ここ数年はボックス相場になっています。最近は、半導体の供給量が追い付いていないので、株価が上がっていました。競合が強くなってきているため、他社のサプライズに反応して下がってしまう場面が目立ちます。

まとめ

ブランドとしてのネームバリューは非常に高いので、2020年の企業ブランドランキングでは12位となっています。

2017年に自動運転のモービルアイを買収し、車載向けも事業の柱として持っています。自動運転技術については、今後もトレンドになると考えられこの点は強みになると思います。通信技術として5Gが大きなテーマですが、モバイル向けのチップは英ARM等に苦戦しています。ただ、基地局向けについては拡大の見込みがあるので、今後も期待が持てそうです。

最近は、在宅勤務による需要増によりPCやデータセンター向けが好調です。アリゾナでの200億ドル規模の設備投資を行っており、巻き返しが期待できます。

投資は自己判断で。

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