今回は、インテル(INTC)の銘柄分析を取り上げます。
日本では、インテル入ってるでお馴染みの半導体メーカーです。最近は、半導体の供給不足が話題となっていましたが、競合が多く出てきており、CPUのシェアが減りつつあります。
コンペティター
競合となるのは、台湾のメーカーTSMCやNvidiaです。ここ最近、Nvidiaはデータセンター向けCPUの販売に乗り出すとして話題になりました。NvidiaはグラフィックボードやGPUが強いメーカーです。
分析・評価
■業績
※予想値が含まれます。morningstar.comのデータを元にしています。
■評価
21年度以降は、売上高の伸びが鈍化する可能性があります。ここ数年は営業CFマージンが高く、利益しっかり出せる構造になっており好感が持てます。予想配当利回りもテクノロジーの企業では高めの2.18%となっています。PER,PBRの水準も高くないので、半導体銘柄としては人気が下がっているのだと思います。
■バランスシート
青が資産の部、赤が負債、黄色が資本になります。
減少傾向にありますが、20年度の自己資本比率は52%を超えており、安全性は高い銘柄です。
キャッシュは多くもなく、少なくもない印象です。意外にも固定資産より、無形資産(Intangibles)の割合が多いです。
株価
2013年からの月足チャートになります。
ロングスパンで見ると、上昇傾向であると言えそうですが、ここ数年はボックス相場になっています。最近は、半導体の供給量が追い付いていないので、株価が上がっていました。競合が強くなってきているため、他社のサプライズに反応して下がってしまう場面が目立ちます。
まとめ
ブランドとしてのネームバリューは非常に高いので、2020年の企業ブランドランキングでは12位となっています。
2017年に自動運転のモービルアイを買収し、車載向けも事業の柱として持っています。自動運転技術については、今後もトレンドになると考えられこの点は強みになると思います。通信技術として5Gが大きなテーマですが、モバイル向けのチップは英ARM等に苦戦しています。ただ、基地局向けについては拡大の見込みがあるので、今後も期待が持てそうです。
最近は、在宅勤務による需要増によりPCやデータセンター向けが好調です。アリゾナでの200億ドル規模の設備投資を行っており、巻き返しが期待できます。
投資は自己判断で。
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